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病院の睡眠外来を行っていると、いびきの治療相談の件数がスギ花粉症が流行する
時期に多くなってきます。冬が終わり活動しやすい気候になるので、耳鼻科などの病院で
イビキについて相談する方が多くなるようです。
実際に外来で診察すると、高率に花粉症、アレルギー性鼻炎、慢性鼻炎による
鼻詰まりがあり、口呼吸になっている背景があるように感じます。その他、
鼻中隔彎曲症、慢性副鼻腔炎・蓄膿症など耳鼻科の病気が多くみられます。
急性または慢性鼻炎では、鼻粘膜にアレルギー反応が生じます。その結果、鼻粘膜が
腫れたり、鼻水が出たります。こうなると、呼吸が困難となり、口呼吸となります。
夜間に花粉症の症状があり鼻詰まりがひどいと、苦しく感じるので口を開きます。
口で息を吸うと鼻呼吸よりも喉が狭くなったり、舌根が沈下しやすくなります。
その結果、鼾が生じます。
花粉症の時期は、抗ヒスタミン薬・点鼻薬などを用いて、鼻粘膜のアレルギー症状を
解消させる方向をとります。鼻の通気性を良好に保つことが、いびき対策となります。
一方、病状の重い慢性副鼻腔炎・慢性鼻炎に対しては手術を検討することがあります。
いびき対策のためCPAP治療を継続している方は、鼻炎による鼻詰まりがあると、
鼻マスクの装着が困難になります。鼻の通りが良くない状態で、CPAP機器から
圧力のかかった空気が鼻に送り込まれると苦しくなります。
その場合は、鼻の治療を並行して受ける必要があります。何らかの事情で、
鼻閉がある場合は、口まで覆うマスク(フルフェイスマスク)を活用します。
ただし、空気による喉の乾燥を防ぐため、加湿器の検討が必要です。
スギ花粉症の時期に鼻詰まりが生じて、いびきをかくので治療相談を受けることが
あります。成人と同様、薬による鼻の通りをコントロールしますが、子どもの中には、
アデノイド肥大、扁桃肥大を合併している場合があります。
その場合は、花粉症の治療も必要ですが、病状、検査結果を考慮して、手術によって、
扁桃腺、アデノイドを切除することもあります。
子供のいびきを放置すると成長と発達に大きく影響するので、注意を要します。小児では早期診断と治療が大切です。
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