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私たちの口の中には、喉を防御する目的でリンパ組織が輪状に配置されており、
口蓋扁桃、耳管扁桃、咽頭扁桃および舌扁桃などがあります。アデノイドは、
咽頭扁桃を指し、これら輪状の免疫組織はワルダイエル咽頭輪と呼ばれます。
アデノイドは、口蓋垂(のどちんこ)の裏側の上咽頭の後頭部側に位置し、
開口しても見ることはできません。幼児期3~5歳で大きくなり、思春期には
消退する経過をとります。一方、アデノイドが退縮しない場合もあります。
感染症によりアデノイドで免疫応答が起きて大きくなると、鼻腔通気性が
悪くなったり、中耳につながる耳管開口部を圧迫したり、喉の違和感が
生じたりします。
その結果、滲出性中耳炎・難聴、慢性鼻炎・副鼻腔炎、さらに、夜間のいびき、
無呼吸の症状が問題となります。口蓋扁桃が合併する場合もあります。
アデノイド増殖症に重症の睡眠時無呼吸症候群が合併すると、眠っているとき
陥没呼吸が起きたり、漏斗胸、胸郭の変形が生じたりします。
子どもの場合、苦しそうな呼吸、寝相が悪い、激しいイビキをかく症状が
観察されます。さらに、眠りの質が低下するので昼間の眠気が問題となります。
耳鼻科の病院で、アデノイド肥大の拡がり、大きさを評価します。具体的には
レントゲン撮影や鼻から細いファイバーを入れる画像診断が行われます。
滲出性中耳炎の有無についても調べます。
夜間の呼吸障害については、睡眠科で終夜睡眠ポリグラフ検査を施行して、
低酸素血症の程度、呼吸状態、眠りの質をビデオカメラ撮影しながら調べます。
これらのデータは手術適応を決定するのに大切なものです。
全身麻酔を行い口の中から腫大したアデノイドを取り除きます。口蓋扁桃肥大が
合併すると、同時に口蓋扁桃切除術を行います。手術自体は1時間以内に
終了します。入院期間は病院により異なりますが、1週間程度が多いようです。
アデノイド切除術を受けるべきか悩んでいる保護者の方々から、相談を受けます。
夜間の睡眠時無呼吸症候群が重度である場合、滲出性中耳炎、副鼻腔炎の症状の
コントロールが不良な場合に手術が検討されます。
小児では、アデノイド肥大に起因する睡眠時無呼吸症候群によって、昼間の眠気、
集中力の低下が学習能力に影響します。一方、成長と発達にも影響するので、
睡眠障害の専門医による病状評価と治療方針の決定が大切です。
子供のいびきを放置すると成長と発達に大きく影響するので、注意を要します。小児では早期診断と治療が大切です。
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